魂の音色

「慈悲は正義にまさる」という言葉があるように
正義は時としてナイフとなり、人を傷つけることがあることをご存じだろうか。

言っていることは真っ当だけれど、全員がそれを受け入れられない事情を知っているとしたら、
正義の言葉は、人の心にナイフとなって刺さるのだ。

それが通らないのは人の気持ち、義理人情、生活事情。

若い時は血の気が多く、正義感を振りかざすことが出来た人も、
年齢とともに他者の気持ちを思いやるようになり、減っていく。
それとは逆に、ある日突然スイッチが入る人もいるのだろう。

正義感をふりまいても、誰も耳は貸さないとしたら？
それなら、慈悲の心をもって愛ある言葉を伝えることを選択して欲しい。

同じ目線、同じ立場に立ち、物事を考えて、伝える。
（マザーテレサのように）

正義は時として、人を裁くことになりかねない。

裁くよりも愛を持った慈悲の心

北風と太陽のように

冷たい北風よりも、太陽の温かさが、旅人のコートを脱がせたように。

正義感いっぱいの演説よりも、愛ある演説の方が人は足を止め、聞き入れることができるのだから。